『伝染性単核球症』とは、EBウイルスの感染が原因で起こります。熱が出たり、くびのリンパ節が大きくなったり、のどがはれたりします。他のウイルスや細菌の感染でも同じような症状になることがあるのですが、EBウイルス感染の特徴として、おなかの肝臓や脾臓という臓器が大きくなったり、胆嚢という臓器の壁が厚くなることがあり、これらがすべてみられる場合は、EBウイルスの感染である可能性が非常に高くなります。なお、こどもの診療でとても重要な『川崎病』という病気は、この『伝染性単核球症』とよく似た症状となることがあるため、適切な治療を行うためには正確な診断が必要になります。
こどものおなか(肝臓、胆のう)
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