脊髄の超音波検査は、一部の施設でしか行われていないのが現状ですが、新生児、乳児にとって大切な検査です。この検査は、主に『二分脊椎』や『脊髄係留症候群』、『脊髄髄膜瘤』といった生まれつきの病気を早期に診断するために行います。おしりの割れ目の上に小さなくぼみがあったり、おしりの部分にできもののような膨らみがある場合には、脊髄の病気が隠れている可能性があるため、脊髄の詳しい検査を行う必要があります。成長とともに、脊髄は超音波検査では見えにくくなってしまうため、できるだけ早い時期に超音波検査を行うことが重要です。出産後の診察や1か月健診で指摘された場合や、おしりを見て気になる場合は早めにご来院ください。
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