こどもの感染症で多いのは、セキや鼻水といった症状がでる気道の感染と、下痢や嘔吐の症状がでる胃腸の感染です。しかし、腎臓、膀胱といったおしっこの通り道に感染が起こることもあり、『尿路感染症』と呼ばれています。尿路感染症は、発熱以外の症状が出にくいこともあり、見逃されてしまうことがあります。尿路感染症には、大きく分けて、『膀胱炎』、『腎盂腎炎』、『急性巣状細菌性腎炎』、『腎膿瘍』がありますが、特に『急性巣状細菌性腎炎』は尿検査が正常のことも多く、超音波検査などの画像検査でのみ診断可能な場合があります。
こどものおなか(腎臓、尿管、膀胱)
Medical